- 2016-1-10
- レポート・ギャラリー, 関東リーグ
- FC mm, 目良拓磨
関東1部最終節、柏トーア’82に勝利したFCmmより、目良 拓磨選手兼監督に話を聞いた。
今季は2節前に残留を決め、なんとか最低限の目標を果たすことができた。しかしチームとしてはより上を目指したいところ。今まで3年周期で上のカテゴリへ上がってきたと話すが、関東1部3年目となる来季「結果を残せれば」と語った。
ーー6対2で最終戦を勝利しシーズンを終えました。まず感想からお願いします。
「前期の対戦では完封されてしまっていたので。カフリンガ戦もロースコアで完封されて終わるということもありましたし。そのディフェンスをどう崩すかということは試合の課題として取り組んで、6点取れたので良かったと思います」
ーー奇しくも昨年、入れ替え戦が決定する最終戦は同じカードでした。僕個人として面白い展開になるんじゃないかと期待していました。
「スピード感があるというか、チームの特性、同じ千葉県ですし、良い意味でライバル意識をこっちが勝手にしているので(笑)リーグでは何かがかかっている訳ではなくても、気持ち的には盛り上がる部分はあったので、同じように周りにも、観客の方達にも感じてもらえれば良かったかなと思いますね」
ーー今日はゴレイロ3人を使いました。最後だから全員に出場させた?
「それもなくはないですが、ゴレイロ3人日頃から切磋琢磨していて。故障の選手がいて、今まで経験のなかった選手がシーズン中に上がってきたりということもあって、あくまで選手権を見越しながら、怪我明けの選手も少し出して、チームのゴレイロの力を意図的にあげたいなということでしたね」
ーー目良さん自身も今日出場されて。ピッチを見て目良さんが立っているのが珍しいと思いました(笑)
「今回が関東1部初出場なので(笑)あんまり出る機会はないんですが、練習は真面目でフルメニューやっているので、機会があればと。そこで皆んなが認めてくれた感じですね」
ーー久々の出場の感想は?
「あー…出来なくはないですね(笑)入ったタイミングで2失点しちゃっているので、それに絡んでいるかそうじゃないかは別にして。ちょっとそこは申し訳なかったなって感じですが。でも僕の場合、一流でやっている人とは違いますが、ピッチに入って一緒にやってこういう難しさがあるんだとか、そういう中で選手がどういう判断をしているのかなど、それを理解出来ないと練習でも指示は出せないし、と僕は思っているので。そういう意味では公式戦を一緒に出るというのは、これからの監督としての材料になるかなと」
ーー同じ感覚を共有する為。
「そうですね。それだけでやっていますね」
ーーこれで今季終了となります。今季を振り返ると?
「今季は正直な話、戦力はダウンだと思っていたので昨季より。選手の入れ替えで。そこで残り2節残して残留を決められたというのは、低い目標で言えば達成できて良かったのかなと思います。でもまだもう一歩だと思うので、3年目で、何か出来ればと思っています。結果を残せれば」
ーー良いステップを踏んでいる様にも見える。一歩ずつというか。
「そうですね。うちのチームは3年ごとで各カテゴリを上がってきたという部分もあります。なので良いペースなのかなとは思いながら。まぁ、学びながらですかね。1、2年目に学んで3年目に結果が出れば良いかなと思っています。あくまで下っ端なので(笑)」
ーーたくさんの子どもたちやお客さんの姿も見えました。最後に伝える言葉があればお願いします。
「チームの取り組み方として、クラブとして地域に根付いたりとか、誰かスポンサーさんの為にプレーが出来るというチームではなくて、フットサルをただ一緒にやりたい人が集まっているチームで。本当に関東1部でやっていて良いのかなと思うようなコンセプトのチームなんですけど。その中でこんなに子ども達、友達、奥様達だったり、関係者の方が、人間性だけで見に来てくれていると思っているので。プレー以外の人間性の部分、皆さんの気持ちを大切にして、何か見せれたらと思っています。今後とも応援よろしくお願いいたします。その一言に尽きますね」
ーーありがとうございました。
(写真/文 箕輪諒太)