【第15回地域CL】地域を制した”控えゴレイロ” 「チームに恩返しをしたかった」

SWH Futsal Clubが地域CLを制し、同大会初の関西王者が誕生した。

ここ数年、4連覇を達成したフウガすみだ(現フウガドールすみだ)と激戦を繰り広げてきた彼らは、優勝候補の一角として最も注目されていたチーム。優勝という結果も、誰もが認めるところだ。

しかし、1つ大きな不安要素があった。ゴレイロだ。
SWHは、森田郁が絶対的な守護神としてゴールを守ってきた。しかし今大会は自身の都合により出場出来ず。優勝を目指す上で、頭の痛い問題だった。

そんな中、森田の代わりに3日間ゴールを守ったのが、清田良維だ。
昨年まで千葉県1部の舞台で戦っていた彼は、仕事の都合で関西へ移住しSWHに加入した。しかし昨年のリーグ戦出場はほぼなく、実力も十分とはいえない。それでもこの3日戦い切らなければいけない事態に、腹をくくった。

「森田さんには、大会前にプレッシャーとか気にせず全国という舞台を楽しんでこいって言われて。とにかく森田さんの分も、という思いで、毎試合やりきりました。」

森田の分も、ただ目の前の試合を全力でこなした。初戦のゾット戦ではまた固さが見えたが、そこを乗り越えたことで少し緊張が和らいだ。

「ゾットは個人的にグループリーグ最大の山だなって捉えていたので、負けられないっていうプレッシャーが重かったです。そこを終えると、この大会やりきれるかもしれないという思いが少しできました。」

自信とまでは言えないが、SWHのゴレイロとしてこれからの試合を戦い抜ける、そんな感覚が出来た。

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