- 2016-5-21
- レポート・ギャラリー, 関西リーグ
- SWH Futsal Club, 上田政彦
開幕節の最終戦は、SWHと神戸大学の対戦。スコアレスでの折り返しとなったが、最後はSWHが突き放して、3-0で勝利を手にした。
SWHの上田監督は、今季のチームを不器用だからこそ信頼出来るチームだと話している。まだまだ仕上がりは先になりそうだが、今後の変貌が楽しみなチームだ。
また、上田監督が肌で感じるリーグの雰囲気、レベルの向上について、自身の見解を話してくれた。関西リーグ全体の成熟は、確実に進んでいる。
ーー3-0で勝利しました。開幕を終えての感想からお願いします。
「去年の全国大会がまったくもって奮わなかったので、今シーズンに関しては、チーム内の働きかけ、統率していくということをかなり注力して、2ヶ月半準備していたんですよね。それなりに新しい選手と既存の選手がいて、この時期どうしても完成度的には30点以下くらいの点数なんですけど、それなりに統率は出来ていると思います。特に今シーズンは志というか、チームで1つになろうという雰囲気がかなり強いので、そういう意味ではかなり楽しみなんじゃないかなと思います」
ーー取れるタイトルを今まで取ってきて、今は新しいメンバーで新たにタイトルを、というモチベーションが強いんでしょうか?
「タイトルに関しては、毎年常に同じ色を出せるかといったらそういう訳でもないので、その時集まったメンバーでどういう色を作るかということが強い。そこにもちろんエンドポイントとしては、地域CL取る、全日で良い結果を出すというところは今までと全く一緒なので、毎年こんなことしよ、あんなことしよ、というよりは、新しいメンバーでどういう色付けをしていったら良いかという方が大事かなと。それが最終的に12月以降で発揮できればと毎年心がけています」
ーー新しいメンバーについてちょっと説明して頂けますか?
「デリッツィアから来た鈴木は経験値が高く後ろのバランサーで。ある程度ハードワークも出来る。ただデリッツィアとうちは全然色が違うので、そこに馴染むのにもう少し時間が必要なのかなと。
14番の宮内は、もともとフットボーラーとしてのポテンシャルは高い選手なんですけど、なかなか高いレベルでやってきた選手じゃなく、まだ雑さがすごくある。それを払拭できれば、ポイントゲッターにはなれる。昔ワリキにいた選手ですね。この前まで関西2部のサンスユニックにいて、そこではエースクラスやっていたと思いますが、まだうちに来て、それをそのまま出せるかと言ったら難しいので。駒にもならなきゃいけないですし、そこでの雑念が取れれば良い選手になると思います。
あとは、ドリームから来た山野だったり、大学生で今日メンバーに入っていない選手がいたりとか、あとは今日ゴレイロをやっていた杉山とか。
基本的にFリーグから取るというよりかは、地域から上を目指したいという選手を取る方が、浸透は早いのかなと。去年は最終的に絡めなければいけないところを、僕の統率力が足りない所で上手くいかなかったので。なので今季は、獲得する選手を出来るだけ地域の同じ目線で、やる選手を集めたつもりです」