【バーモントカップ】ファンアカデミー・鵜飼孝ヘッドコーチインタビュー vol.1

年始も早々に、子どもたちの、フットサル日本一を決める大会が開催される。

「バーモントカップ」は今回で第24回を迎える、全国規模のフットサル大会だ。来年1月、各地のジュニア世代の強豪が集結し、頂点を争う。

その中で、今大会の東京都代表としてえファンアカデミーが出場する。前大会に続き2年連続となる出場だ。ファンアカデミーは、スクール生へ「フットサル」を教えることに、強いこだわりをもっている。いまだ純粋にフットサルを教えるチームが少ない中、ファンアカデミーでは、サッカーではなくフットサルの動き、考え方を、子どもたちへ伝えている。
かつて、選手としても全日本フットサル選手権で4度の優勝を経験している鵜飼孝ヘッドコーチに、自身の哲学、目の前に迫ったバーモントカップへ向けての思いを聞いた。

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ーーまず、東京都のジュニアフットサルのレベルはどう感じますか?
ヴェルディさんとか、トッカーノさんとか、日本一になったことのある指導者が東京都にはいるから、東京を勝つということを簡単ではないですね。やっぱり去年出れたのもそれまでに5年かかっているので。自分と※オスカーとでスタートしたのがこのアカデミーで、初年度に東京都の決勝まで行ったんですけど、ヴェルディさんに決勝でやられちゃって。バーモントカップは出れなかったんですけど。それで4年目にオスカーが離れて、なんとか5年目で悲願のバーモントカップというのを掲げて、週に1回練習をやってきて。他のチームより練習量が少ないんですけど。

※眞境名オスカー 選手としてはファイルフォックスで鵜飼孝らと全日本選手権優勝を経験。大洋薬品/BANFF(現・名古屋オーシャンズ)初代監督。現在はVEEX TOKYO Ladiesの監督を務める。日本のフットサル普及を担った立役者。

ー練習は週1回ほどでやっている。
週1くらい

でしかやっていなくて、あとはまぁ日曜日の練習試合とかですけど、それも毎週出来るわけじゃないし、月1回とかそういう中で、限られた時間の中でやっています。それでも去年(全国に)出れたので。その中で何をやればいいか、というのがわかったのが去年ですね。

ーー5年かかって出れた要因というのは? 何を積み重ねて全国に出れたのか。
最初にオスカーと垂脇という者で一緒にスクールをスタートしました。オスカーのやってきたことが財産として残っていますので、謙虚にそれを固めていくのが自分の作業かなと思っています。戦術も大きく変えている訳じゃないし、ほぼ残してくれたことをやろうと。それが自分の中である。スクールの中で難しいことをやらせるのではなくて、子どもたちにも言っているのは、まずフットサルをやろうと。都大会に出てくる様なところとサッカーをやっても勝てないし、やっぱりフットサルの場では、フットサルをやれば自然と勝てるかなと。やはりフットサルをやる中で、自分たちが何が出来るか、ですね。

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