【関東1部】ショーツ・木村 健 「本当に地に足つけて一戦一戦やっていきたい」

この日、山口との関係も生きた中で、4得点を記録した木村 健。ゾットに大差をつけて勝利したがおごりはなく「自分たちの方が絶対的に劣っている」と、冷静にチームを見つめている。今後より上位を目指す為に、若手への期待も口にしていた。

ーー13-1で勝利しました。試合全体の感想をお願いします。
「そうですね、実力的には僕らの方が劣っているチームなので。連敗が続く中、ポジティブに、雰囲気を落とさずにやっていこうという方向性の中で、今日の試合良い形で臨めたかなと思います」

ーー久々にショーツ攻撃陣がらしさを見せた様にも思えますが、どう感じますか?
「どちらかというと、ディフェンスで切り替えと球際というところを言い続けている部分で、それが出来たのと、攻撃に関しては、良い場面で点が取れて。それをきっかけに点が取れていったのかなと思います」

ーー今も仰っていましたが守備の部分。アグレッシブでしたし、身体を張っていたイメージがありました。
「そうですね。キーパーの富沢にもたくさん助けてもらっていますし、何より自分たちは上手くはないチームだと皆で言っているので、球際のところはがんばらなきゃいけない部分ですね。連敗の中でも身体を張っていたとは思うんですけど、今日はそれが結果に出たのでよかったです」

ーー得点シーンですが、山口さんから3点分パスがきて。そこの関係性は意識してやっている?
「もう3、4シーズン一緒にやってはいるんですけど、去年あたりからちょっと、色々タイミングだったりちょっとずれているねって話をしていて。でも今日はすごく良いパスをくれて、本当永ちゃん(山口)がいないと何も出来ないなって感じでしたね。永ちゃんに、インタビューを通じて言葉を残したいと思います。頼みますと(笑)」

ーー今年は精神的に大変なシーズンになっていると思います。権田戦は土壇場でひっくり返されたり。きついシーズンですかね?
「いやきついですね。本当に。去年ぐらいからチーム差はないと思いますし、その中でギリギリで踏ん張れずに負けてしまっている。そういうチームに戻ってしまったなという印象が僕の中にあったので。そこをまた踏ん張れるチームに戻って、なんとか上位に食い込める様に、まずは一戦一戦がんばりたいと思います」

ーーこういう1勝は大きなきっかけになると思いますが、大事な1勝になりそうですか?
「そうですね。本当に、この点差の実力差はないし、絶対的に僕らの方が劣っていると思うので、本当に地に足つけて一戦一戦やっていきたいですね」

ーーもう木村さんも、チームではベテランですよね。
「そうですね。なんだかんだで。5シーズンくらいいますからね」

ーー若手を引っ張ったり、そういう意識は強くなってくるもの?
「僕自身は引っ張っていくというよりも、入団させてもらった初年度から、本当に自由に先輩方にもやらせてもらっているので。引っ張っていくというよりも、後輩たちも自由にやってもらって、逆に引っ張ってもらいたいなと。後輩に(笑)」

ーー改めて今後へ向けて意気込みがあればお願いします。
「常日頃言っていることなんですけど、若手中堅。18番の芝川、20番の宮下、21番の細矢は2、3シーズンはいるので、本当にがんばってもらわないと、チームとして浮上は出来ないと思うので。頼むぞ、という部分はありますし、伝えています。あとは僕ももう30なので、上手くバランス取りつつ、雰囲気は盛り上げて、チームに貢献出来ればと思います」

ーーありがとうございました。

(写真/文 箕輪諒太)

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