好セーブ連発でゼロ封に導いたGK関口優志「GKが何もしないのが理想」

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10日に行われたウズベキスタン代表との親善試合で、日本代表は3-0で勝利した。完封勝利を収めたが、前半の決定機の数は相手の方が多かったかもしれない。ウズベキスタン代表のプレッシャーに苦しんだ日本は、多くのピンチを招いていた。しかし、相手との1対1をことごとくGK関口優志(エスポラーダ北海道)が制し、無失点で乗り切って、FP加藤竜馬(バルドラール浦安)の先制点につなげた。

試合後、多くの選手たちからは「優志が止めてくれたおかげ」という言葉が聞こえたが、実際にその活躍がなければ試合はまったく別の顔を見せていただろう。マレーシア戦に続き、自身が出場した試合で2試合連続ゼロ封を達成した関口は、安堵の表情を浮かべるとともに、修正が必要とも話している。

以下、試合後のコメント
――結構の数のピンチを止めましたね。
「そうですね。はい」

――取られ方が良くなかった印象があります。
「シュートまでのところですよね?」

――そうです。崩されて…っていう形ではなかったかな、と。
「前半は本当にこっちのミスからで、失点しなかったことは良かったかなと思います。やっぱりああいう形で取られ方が悪いと危ないシーンになるので、今後の課題かなと思います」

――横パスも多かったですし、プレスを回避できていませんでした。
「相手のプレスがちょっと強くて、高くからもガンガン来ていて、それを回避できなかった印象はあります。でも、後半は逆にそれを徹底して間をとったりして回避できたので、それが今日の勝敗を分けたかなと思います」

――後半のピンチは一度くらいでした。相手FPとの1対1を止める秘訣は何かあるのですか?
「正直、たまたまというか。もちろん見えている部分もありますが、体に当たってくれている部分もあります。タイミングがしっかりとれているのかなと思います。本当に一つズレたら体に当たらなかったりすると思うので、今日の1対1は反射というか、タイミング良く出られて、構えられていたから止められたかなと思うので。そこが良かったかなと思います」

――後半5分にはFP稲葉洸太郎選手(フウガドールすみだ)と、どこまで出るのか、出ないのかの食い違いがあったように見えました。
「僕自身は、あの場面ですぐに『出ない』と決めて、下がったので。さっきも話をしたんですけど、あそこはもうあきらめて下がったので。『シュートはオレに任せて』と伝えました。だから別に、あの場面では洸太郎さんが僕に『出ろ』と言っていましたけど、僕は早い段階でやめると判断したので、しっかり構えていましたし、失点にもつながっていないので、あそこは問題ないかなと思います」

――そうした細かい連係を築いていくことが、アジア選手権までのテーマになると思います。特に皆本晃選手(府中アスレティックFC)の負傷離脱は、数年かけて築いたものがあっただけに、彼がいなくなったことで考えないといけないことがあるのではないですか?
「やっぱりフィクソで、ファーストセットか、セカンドセットかは分かりませんが、どちらかの軸としてやっていたので。そこの軸がいなくなって、やっぱり大変な部分も出てきましたし、酒井(ラファエル良男)とかが今は入っていますし、ベテランでうまい選手なので大きな問題にはならないと思います。ただ、細かい部分のコミュニケーションは、酒井も日本育ちではない分、うまくコミュニケーションを取って詰めていかなければいけません。今日も、そういう細かいミスでパスのズレとかで中で取られたりしていました。そういうミスで失点すると、やっぱりもったいないし、士気が下がったり、雰囲気も悪くなるので。そういう部分を改善して、晃くんのためにもしっかり頑張ってやりたいです」

――改善できれば、関口選手の見せ場は少し減りますが、ちょっと今日は見せ場が多過ぎましたね。
「そうですね。後半みたいな試合運びができて、GKが何もしないというのが、日本にとっても良い展開だと思うので。そういう形になれるように今後はやっていかないといけないですね」

――明日に向けて…と聞きたいところですが、おそらくGK藤原潤選手(バルドラール浦安)が出ますよね。
「そうですね。順番こという感じだと思うので。今日、(失点)ゼロで終われて良かったです。大分でやったマレーシア戦で正直、あまり良いプレーができなくて、前半4失点していたので、前回のクウェートと今回のウズベキスタンはゼロで抑えられたので、それなりに良いプレーでアピールはできたかなと思うので、今後もしっかりやっていきたいです。次、ヨーロッパ遠征があるので、そこに呼ばれるかは分かりませんが、呼ばれたらしっかりアピールして、次につなげていきたいと思います」

――次はアジア選手権になると思いますが、近づいてきた感じはありますか?
「そんなにまだ意識はしていません。優勝したいというよりは、まずはしっかりそこでプレーできるようにアピールしたい気持ちが強いです。まだまだ若手なので、しっかりアピールして生き残りたいと思います」

(写真/文 河合拓)

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