【Fリーグ2014/15】劇的勝利の北海道 小野寺監督「まさかあそこで兄弟ホットラインが生きるとは」

ゼビオFリーグ第24節の湘南ベルマーレ対エスポラーダ北海道戦は、3-2でアウェーの北海道が勝利した。湘南FP久光重貴が約10カ月ぶりに復帰したこともあり、会場の小田原アリーナは湘南を後押ししていた。常にリードしていた北海道は、残り1分を切って同点に追いつかれる苦しい試合となる。それでも、ラストプレーでFP室田翔伍のCKをFP室田祐希がゴールに決め、3-2で勝ち越しに成功。このブザービーターで価値ある勝ち点3を手にしている。

以下、試合後の小野寺隆彦監督コメント

(写真は第14節町田戦時のもの)

――試合を振り返って?
「湘南さんの守備が良いということで、しっかりと対策を練ってきたつもりです。残念ながら、効果的にそこを崩して、練習のとおりに得点を挙げることはできませんでしたが、チームとしての試合運びは目的通りに達成できたのかなと思います。最後の最後は押し込まれて、GK三浦くんのファインセーブ、ケガの中でもファイトを見せる素晴らしい戦いぶりに押し込まれそうになりましたが、最後まで勝つことをあきらめなかったことが、残り0コンマ何秒のゴールにつながったのかなと思います。ラッキーだったのかもしれませんが、このラッキーをしっかりプレーオフ進出争いにつなげられたことは、非常に大きいと思うので、また次節、敵地での戦いになりますが頑張りたいと思います」

――室田兄弟が決めた最後のゴールについては?
「僕からのサインは、打ち込めというものでした。最後の1プレーに関しては、彼らが自分たちで選択したプレーだと思いますが、僕は残り1秒だったので、とにかく打ってブザーかなと思っていました。まさか、兄弟のホットラインがあそこで生きるとは思いませんでしたが、非常にラッキーだったと思います」

――アウェーの雰囲気で勝てた意味は大きいのでは?
「久光くんのこともそうですし、GK三浦くんも良いファイトを見せていたので、本当に難しかったです。でも、1-1のときに(三浦の負傷によって)時間が止まったあとに、もう一つこちらが点を取ることができたので、負けずには進められるのかなと感じました。とにかく湘南さんのチーム一体、ホームも一体となる試合で、本当に厳しい、難しい試合でしたから、この試合に勝利できたことは本当に僕の中で大きいですね」

(写真 おざわゆうこ 文 河合 拓)

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