- 2016-7-15
- レポート・ギャラリー, 関東リーグ
- リガーレ東京, 米谷悟
リガーレ東京と柏トーア’82の試合。開始直後から得点を重ねたリガーレが、盤石の戦いぶりで柏トーアを下した。
今季ゾットからリガーレへ移籍した米谷悟は、得点こそなかったもののチームの全得点に関わり、存在感を示していた。
リーグ随一のテクニックと得点力を持つ米谷に、新たなチームで戦う実感を聞いた。
ーー4-2で勝利しました。感想からお願いします。
「柏トーアはやっぱり個々の力が強くて。決して上手くいった試合ではないと感じました。あ、差はないなという感じで。この先も苦しい戦いが続きそうだなと思っています」
ーー最初からアグレッシブにお互いやりあっていましたが。
「あそこまでガンガンに来られると、まだ5分しか経ってない、まだ2分しか経っていない!みたいな。時間がすごく長く感じましたね」
ーーこの試合4アシストになるんでしょうか。ゴールを生んだ起点という意味でも結果残しました。現状自分のフィット加減はどう感じます?
「正直自分自身がチームにフィットしているかと言ったら怪しい部分がありますね。でもリガーレというチームに対して、自分がどういう役割を与えられているのかという所を考えてやる事。まずチームの為にやる事が第一だと思っています。そういう意味では今日は一番、この3節の中では自分を出せたんじゃないかなと思います」
ーー役割というと。ゾットにいた時は比較的自由で、その場の発想だったりでどんどんと行くイメージがあったのですが、リガーレだとどうなんでしょうか?周りを活かすプレーがより目立ちますよね。
「点取り屋が何人もいますし、自分がやらなくても点が取れる部分はあると思います。そこがまだフィット出来ていないのかなと思います。一番の役割は得点だと思っているんですけど、でもチームとしてやるべき事をまだ一生懸命やっていますね」
ーー今までの違いを、どういう所に感じる?
「リガーレはディフェンスのチーム、というところだと思いますね。そこでやっぱり一番違いっていう所を感じながらやっています」
ーーその中でどれだけ持ち味を出せるか。
「そうですね、今日はディフェンスしながらも序盤に良い形でチームが点を取れた。それは自分がリガーレにいる意味、リガーレにとってプラスになる事が出来たという所で、自信になったと思っています」
ーーここまで無敗です。去年の覇者のチームで戦う感覚はどうですか?
「僕は去年覇者ではなかったのですが、まだ去年優勝した理由を示していないなと思うので。まだまだこれから、自分達自身が厳しくやっていかないと、足元すくわれるかなと思います。なので危機感を持ってやっていかないと、というのが正直な所です」
ーー自分を出していく自信は?
「自分が自分らしさを出していかないと、このチームに来た意味がないので。それはやっていかないと、と思っています。でも今はチームの決まり事もあるので、それに対応するのが大変ですね」
ーー次節へ向けて。
「今年は去年以上に、チーム間に実力差がないと思っているので。40分間通して皆が一生懸命やる事で、少しでもリーグが盛り上がっていければなと思っています。なので自分自身も、自分自身を追い込んでやっていきます」
ーーありがとうございました。
(写真・インタビュー ミノワリョータ)