- 2015-9-3
- レポート・ギャラリー, 関東リーグ
- FC mm, 田中奨
ーー田中選手はドリブルで敵陣をかき回しつつ周りを生かしたりもしますが、その中で今日は2点を奪いました。その感想はどうでしょうか?
「なんか不思議なんですけど、開幕戦以外は得点出来ている状況でして。正直自分自身、5月にああいう事故がありまして。フットサルをやれている時が1番幸せで、やれているのは、普通のことじゃないなと実感しています。だから1回1回ボールを蹴る時に、無意識だとは思うんですけど、気持ちが入っているというか。一生懸命楽しもうとか、見ている人が、あの人なんかいいな、見ちゃうなと思ってくれる様な選手になりたいなという思いもあります。点が取れている理由は…教えて欲しいですね(笑)」
ーー個性がやっぱりmmの中でも強いと思いますし、あとは事故を経て、より大事にフットサルを捉えられているというのは、田中さんしか分からないものだと思うので、それも大きい気がしますね。
「そうですね。やっぱりそこは特別な想いをもってやらなければならないなと思いますし。本当に、死んでいてもおかしくなかったと思うんです。こうやってインタビューしてもらっていることが奇跡なことなくらい。mmの皆、会場にいた皆に命を助けてもらったので。そういうこともあって、チームも団結して、絆もより深まったというか。不思議な力が本当にあるなとも思っています。現場にいた人には、死を覚悟したとも言われましたし、何かあるのかなと。ちょっとオカルティックになっちゃうんですけど、本当にそう思いますね」
ーー現在の順位、徐々に上がってきていることについてどう思います?
「勝ち点が10だったので、今日勝って13になっていると思うんですけど、最後柏戦。おそらく勝てば前期4位以内確定。そこはまだmmは経験していない。今の位置は…どちらの可能性もありますね。今年は、皆さん言っている様に混戦で、今日もゾットにブラックショーツが勝ちましたし。本当に上から下まで1ケタ差くらいなので。mmは今までやってきて、全試合正直、全部勝てたし、全部負けてたかもしれない。そう思うとラッキーなのかなと思います、今の順位は今この順位前期4位以内、首位争いが出来るということで、今日の勝ち、目の前の1試合、目の前の1プレー。そういうことを大切に積み重ねれば、年末、皆の笑顔につながるのかなと思います。先を見るのではなくて、目の前の1試合、1プレー、目の前の相手に絶対に負けないというのが、大事なんじゃないかなと、今はすごく思います」
ーー前期残り1試合。改めて意気込みをお願いします。
「最後柏戦、千葉ダービーということもありますし、絶対に負けられない、絶対に勝ちたい。その為には、さっきも言ったんですけど、目の前の1プレーを必死に一生懸命、サボらないということが大切だと思います」
ーーありがとうございました。
(写真/文 箕輪諒太)