- 2016-4-25
- コラム, 日下大輔 亜麻色のPivoの乙女
ボンヂーア! (^_^)/
クサカジーニョです。
フットサル界は新しいシーズンが始まるまで、しばしのオフ期間ですが、新しいシーズンに向けて始動している選手、チームも多いと思います。春ですねえ(^^♪ 新しいシーズンが楽しみですねえ(^^♪
☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆
競技によって違う「走る」こと
前回は「走る」という事についてお話しをしておりました。今回はその続きですん(^_-)
今回はその「走る」ことは競技によって違うという話です。
前回、100mを走るということにおいて「ヒトは約60m付近で速度のMAXを迎えて、その後は正確にはスピードは落ちていっている」というお話をしました。
でもこの走り方とスピードの維持、これはもちろん100mという競技でいかにいいタイムを出すかということに限られるもので、これをそのままフットサルで生かすことには当然ながら当てはまりません。
なんで?(・。・) フットサルも陸上競技の100mも「全力で走る」ってことに関しては一緒やん?
という疑問を感じる方もいるかもしれません。
「走る」ということに関しては確かに同じ。
例えば、攻守の切り替えの時にチンタラポンタラ(独特な表現でごめんね(笑)してたら、当然ながら得点のチャンスを逃す、数的不利になって、失点をくらう場面が増えることでしょう。
「一生懸命に走る」ということに関しては同じですわ。
違う所というのは・・・・(おそらく今回のコラムで一番大切なトコ(^_-))
「スピードの乗せ方!」
陸上競技は100mをトータルで考えて、いかに「スムーズに最高速度まで到達して、維持できるか」というものに対して、フットサルで求められるスピードというのは・・・・「いかに早くトップスピードに到達するか」というものになると考えています。
陸上競技でトップスピードになるのは60m付近、これをフットサルにそのまま当てはめると・・・「いやいや!トップスピードになる頃は体育館突き破って、横の駐車場まで行かなあきませんやん!」(会場にもよるけど(笑)
「ほな俺らってトップスピードになる前のダッシュを体育館の中で繰り返してるってこと?」
「わたし、実はもっと早いスピードを隠し持ってる?界王拳4倍?」
・・・・とこうなってしまいます。
正確にいうと違うんですよね(笑) みんなが悟空やボルトになれるスピードを隠し持ってる訳ではありません。陸上競技とフットサルでは「スピードの乗せ方」そのものに大きな違いがあるのです。
ん?(・。・) スタートしてフットサルなら最長でも40m、陸上競技の100mなら100m。距離の違いがあるだけでスピードの乗せ方ってコントロールできるの?という疑問がまた出てくると思います。
両方の競技のスピードの乗せ方を例えるなら・・・
「陸上競技は飛行機」
「フットサルはドローン」
に例えることができるかな。
飛行機に比べてドローンってエラいショボい感じになってますやん!と思われる方もいるでしょうが、あくまで空に飛び立つ時のイメージでね、とらえてもらえれば(^_^;)
「なだらかに、スムーズにスピードを上げていく」のと「ドンっ!っといきなりトップスピードを出す」
イメージの違いといいましょうか。
フットサルの場合は先ほども話したように走る距離は最長でも40m。いかに相手を早く振り切りゴールするか、相手に早く追いついて、喰らい付いてゴールを守るか、ということになりますね。
トップスピードになる距離は短ければ短いほどいい。
ヒトの「怒り方」にも例えられるかな?
徐々に怒りをため込んでいくホットプレート型と、いきなり「お前コラァー!」と着火するチャッカマン型と。
・・・・わかりにくいな(笑)やっぱり飛行機の例えで行きましょう。
前回で「走る」ことについての理論編、今回で「基礎編」のようなものになりました。
次回は「実践編」みたいな感じで実際に2つの競技の走り方をさらにくわしく見て行こうと思います。
honamata (^-^)/
筆者 日下 大輔
2004〜2008年には旭屋、2009年よりリンドバロッサにてフットサルトレーナーを務める。座右の銘は「ギンギラギンにさりげなく」。ちなみにベッカム、ミッツ・マングローブと同い年。
好きな芸能人「水川あさみ」
試合前に聞く音楽「PRIDEのテーマ」