- 2015-5-8
- Fリーグ, レポート・ギャラリー
- シュライカー大阪, 小曽戸允哉
5月2日のFリーグ2015/2016シーズン開幕戦、大きな注目を集めたのは、シュライカー大阪とバサジィ大分の一戦だった。昨シーズン、プレーオフの結果、レギュラーシーズンで積み重ねた勝ち点では5位だった大阪は2位となり、レギュラーシーズンで2位だった大分は5位となった。そんな話題に加え、大分の主力である現役日本代表FP小曽戸允哉が大阪へ移籍したことからも、この一戦は目玉カードと言えた。
その試合、大阪は大分に2-5で敗戦。しかし、悲劇はそれだけではなかった。5日、クラブは小曽戸が開幕戦で右第五中足骨を骨折し、全治2か月の重傷を負ったことを発表した。これから2か月間、復帰に向けて治療、リハビリに臨む小曽戸の話を聞いた。
――古巣でもある大分との開幕戦。チームとしても、個人としても、厳しい結果が出てしまいました。
「そうですね…。まぁ、個人的なこと、ケガっていうのは、ある程度仕方がない部分ではあるので…。それよりも、チームとして大事な開幕戦を落としてしまったことが厳しいかなと思います」
――大阪の選手たちは開幕前、非常に良い準備ができていると自信を持っていました。
「自分たちとしては、良い準備ができていたかなと思います。でも、結局、大事なのは開幕戦なりリーグ戦で、自分たちがどんなパフォーマンスができるかだと思うので。自分たちは良い準備ができていると思っていても、足りなかったことが大きかったのかと思います」
――初めて大分と戦った感想は?
「最初はやっぱり違和感というか、変な感じはありました。でも、ピッチに入ってしまえば、シュライカーのためにという思いで戦っていたので。相手が誰であろうということだったので、そこまでは気にしませんでした。大分は、若い選手が多くて、一生懸命やるなという印象はありました。それに白方であったり、ディドゥダが、しっかりとチームを支えていたなと感じました」
――小曽戸選手も積極的なプレーを見せて、点を取って勝たせるという強い気持ちが見えた試合でしたが?
「本当にチャンスがあった中で決められなかったのは、個人として反省しないといけないと思います。あそこで自分、もしくは自分たちが点を取っていたら、まったく違う展開になっていたと思うので。その点に関してはチームに離脱という形でこうして迷惑をかけること、プラス、あの試合でチームを勝たせることができなかったことには責任を感じています。でも、そういった中でも点を取れなかったことよりも、失点の仕方。0-3までいってしまったことの方が、自分たちとしては痛かったと思います」
――セットプレーからの失点が目立ちました。
「あの2点が自分たちには痛すぎる2点だったのかなとは、あらためて映像を見ても思います」
――大分は監督も代わり、相手のやってくることが分からなかったからでしょうか?
「それよりも、自分たちの守り方が悪かった。こういうふうにきたら、こう守るっていう、ある程度の前提がある中で、それができなかった。相手が何をやってくるのか分からないのは、ある程度どこも一緒なので。それよりも、自分たちがセットプレーの守備でミスをしてしまったかなというのが大きいかなと思います」