- 2015-10-19
- レポート・ギャラリー, 関東リーグ
- リガーレ東京, 碓井孝一郎
この日の得点が生まれるまで「すごく苦しかった」と心情を吐露した碓井 孝一郎。
チームの調子が上向いている中、自身の結果が伴わない状態に悩んだものの、東京都選抜での監督、仲間からの信頼を受けたこと、過去に受けた大事な言葉を力にして、ようやく12節目、ネットを揺らすまでに至った。
ーー3-2で接戦を制しました。感想をお願いします。
「デルソーレ時代を除き、僕たちはリガーレ東京になってからゾットさんには勝てていなくて。すごく難しい試合になるなと最初から言っていたんですけど、その通り難しい試合になりました。でも勝ててよかったです」
ーーその中で2ゴールを決めました。今季初ゴールでもありますが、率直な気持ちは?
「本当に、ここまですごく苦しかった。僕は今季からキャプテンをやらせてもらっているんですけど、そこからチームの為に貢献出来るプレーが出来ていなかったので。今回素直に嬉しい。あとは間に東京都選抜が入って、清野さん含め、ゾットメンバーと一緒にやって、僕がまだ出来るんだということを、清野さんや、コーチの等君(小林)に言って頂いて。そこで自身も回復できたのかなと思っています」
ーーキャプテンの重圧はすごく重いものだと思いますが、それでも今季はすごく調子が良いというか、ここまで良い結果を残せていると思います。
「やっぱり若い奴ら、郁(麻賀)、タジ(田嶋)、岡野などがチームを引っ張ってくれていて。個人的にはあまり結果は出ていなかったんですけど、チームは結果が出ていたので。自分的には、チームが結果出ているのに、自分の結果が出ていないという、もどかしい気持ちがあったんですけど。でも昔ある選手に言われたのが、チームが調子良くて勝ってくれているおかげで、例えば地域CLだったり、全日本の関東大会に行けるというのは、チームが助けてくれて結果が出ている中で、そこの舞台には連れて行ってもらえて、そこの舞台で活躍出来るチャンスを皆にもらえているんだから、そこは切らさずに感謝しながら、自分の調子以外でチームの調子を優先出来る選手になった方が良いというのを言われたことがあって。それを心に持ってずっとやっていました」