【関東1部】カフリンガ・安藤 信仁「悪いスパイラルになってしまっている」

ーー安藤さん自身、選手復帰をされていますが、チーム事情もあって? それとも別の理由でしょうか?
「いや、昔監督をやってくれていた山本監督が戻ってきてくれたので、だったら僕は出来るだけ選手に専念させてもらおうかなということで」

ーーではもともと監督専念ということではなく、タイミングを見て出るという意識だったんですね。
「そうですね。このチームの良くないところは、監督っぽい監督ではないというか。ただコーチがいて、その人がメンバーが決めていてやっていた。細かい決め事を100%決められていないのも事実だし、選手がやっていることを尊重しながら、お互いリスペクトしながらハードワークしましょう、というのがチームのスタンスだったので。今新しい監督も来たんだけど、新しい戦術を持って来てやっている訳ではない。フットサルの専門的な知識がある訳じゃなくて、例えば僕とか右近(垣本)とか、昔からフットサルをやっている人間の方が知識があることもある。そこがまだまとまりきれていないということもありますね」

ーー新しい体制になって、まとめながら毎節こなしている感覚で。
「メンバーも多くなって、新しい力を試したいけど、なかなかそれも上手くいっていないというか。失点絡んじゃったり、ボール取られちゃったりとか。カフリンガだと、まだ若手が育たないというのも現状だし。でもその中で僕らベテラン含めて勝ち点をもぎとらないと、若手も刺激を受けないと思うので。僕らもっともっとがんばらないといけないと改めて思いますね」

ーー今日で前期終了で折り返しになります。それを踏まえた上で、後期へ向けて意気込みがあればお願いします。
「正直優勝と開幕前はずっと言っていたんですけど、その前に降格も見えてきている現状で。やっぱりもう一度地に足つけて、モチベーション高らかに、チームのやるべきことをもう一度整理して、やり直すしかない。他のチームだと、ものすごく強いチームがある訳じゃない。ボロ負けしたリガーレだって権田だって、もう一度ちゃんとやればうちが勝てるチャンスは全然ある。なのでもう一度立てなおして、高いモチベーションと、良い雰囲気作りを取った上で、後期戦いたいと思います」

ーーありがとうございました。

(写真/文 箕輪諒太)

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