デフフットサル女子日本代表・井部 絵里子選手「山本JAPAN一丸となって、全力で試合に臨みたい」

11月20日にデフフットサルワールドカップが迫っているデフフットサル日本代表。
デフ女子代表の井部 絵里子選手に、現在のチームについて話を伺った。チームの特徴、コミュニケーション方法や、注目選手について。そして現在、ワールドカップを目の前にし、世界王者との対戦を控えた中での率直な気持ちを話してくれた。

※井部選手の表記にキャプテンと記されていましたが、誤りだった為訂正致します。不手際を深くお詫び申し上げます。

ーーデフフットサル女子日本代表について。チームの特徴や、見てもらいたい部分は?
「一人ひとり個性や主体性を持った人達が集まったチームです。見た目は控えめなチームという印象を受けると思いますが、ドリブル突破が得意な選手、周りを見てボール回しが得意な選手、オフザボールの動きが得意な選手等がいます。一人ひとり得意なプレーは様々ですが、それぞれの強みを調和することにより、ここぞ!という時に実力を発揮することができるチームです。また攻守ともにシンプルなチームプレーですが、攻撃の時は人とボールも動いている状態でパス回しすることを意識し、チャンスがあれば油断なく攻める。守備の時は相手に抜かれないようしっかり守るということを意識しています。またピッチ内に立っている選手だけではなくベンチにいる監督、選手、スタッフからの声もあり一体感溢れるチームなので、そこも見て頂きたいと思っています」

ーー改めてになりますが、耳が聞こえない中で、コミニュケーションはどのようにとっているか。
「指示、アイコンタクト、阿吽の呼吸、手話でコミュニケーションをとっています。
耳が聞こえないといっても、一人ひとり聞こえは様々です。日頃から補聴器をつけず無音の中で生活している人もいれば、少しでも音を拾うことができればと補聴器を使用する人もいます。しかし、試合に出場するにあたり条件として必ず補聴器を外す必要がありますので選手全員が無音の中でプレーすることになります。そのような中で、私たちは指差しや身体表現、アイコンタクト、阿吽の呼吸、手話でコミュニケーションを取っています。特にプレー中にゆっくり手話でコミュニケーション取っている時間はありませんので、プレー中に伝えたくても伝えることができなかった事はピッチ外に出た時に手話で会話をしながら相互確認をします」

固定ページ:

1

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページ上部へ戻る