【関東1部】ゾット早稲田 安藤 貴男「渡邊ヒロは偉大だなということに気づきました」

ゾットの守護神・渡邊 博之の変わりに、久々の出番となった安藤 貴男。試合が始まれば堅くゴールを守り、チームの勢いを止めることなく勝利に貢献した。試合終盤に2失点したものの、それでも渡邊の不在をカバーする活躍を見せていた。

ーー10対2で大勝しました。安藤選手は久々の試合だったと思いますが、後ろから見ていての感覚は?
「僕は今仕事の関係でまったく練習に行くことが出来ず、その中でずっとベンチワークというところをやっていたんですけど、今日は1番の渡邊がいなくて、とにかくゲームを自分で壊さないというところを考えてやっていました。ツキもあったと思うんですけど、流れを良い方へもっていけたのかなと思います」

ーー渡邊選手から何か言葉はあった?
「昨日の練習だったり、今日の全体のLINEだったりで、お前が1人で頑張っていた時を思い出してやれだとか、そういう言葉をもらいました。やっぱりヒロさん(渡邊)がいなかったから負けたというのは、それはチームとしては良くないことですし、自分は出来る限りのことをやったと。最後はちょっともったいなかったですけど、それも想定内ということで(笑)」

ーーリーグ戦に出たのは、いつ以来になります?
「えーと…まともに試合に出たのはもう記憶にないぐらい前になりますね(笑)去年も3、4分しか出ていなくて。20分プレーイングで戦っていなかったので。久々にやってみて、改めて渡邊ヒロは偉大だなということに気づきました」

ーーただ運が良かっただけではなく、しっかり後ろでチームを助けていたと思います。試合を進める毎に、気持ちが落ち着いてきたところはある?
「そうですね。やっぱりチームが前半3-0の中で、次の1点という時に後半でポンポンと点が取れて、その中でベンチからも声をどんどん掛けてくれて、自分としてはとても心強かったですし、ベンチの声はすごく力になるので、また自分がその立場になった時に、中に入っているメンバーを勇気づけられる様に、やっていきたいなと思っています」

ーー試合に出られなくても、ゾットを離れるという選択肢はないという話を聞いた時があります。その想いも1つ、こういう結果につながったのかなと思います。
「正直、試合に出たくないと言ったら嘘になりますし、偉大なキーパーがずっといる訳で、その中で気分的に苦しい時もありましたが、でも今は100%チームの為にやれていると思っていますし、こういう機会に快く潤さん(清野)はじめ、チームの皆もミスしても構わないぐらいで送り出してくれたので、あとはもうやるだけでしたね」

ーーショーツには前回大敗して、そこから流れが悪くなった感覚もあると思います。後期は正反対の結果になりました。
「ずっと、あの負けというのは忘れちゃいけない負けだと思いますし、あの悔しさを持ちながら、チームを鼓舞しながら練習してきたこともあるので。1つ借りを返せたというところはあります。でも目標は優勝なので。そこに望みがある限り、一戦一戦しっかり戦っていくしかないと思います。また残り4戦、今日みたいな苦しい試合になると思いますけど、しっかり戦っていきたいと思います」

ーー優勝を狙うというところはブレずに。
「そうですね。望みがあるのだったら100%やっていこうというのは話していますし、今年は本当に狙えるチームだと思っているので、今日得点決めた15番のヒロキだったりとか、26番のヒデとか、すごく良い活躍しているので。若手がチームを強くしてくれていると思います。ベテラン組の僕は、また一生懸命声を出すだけです」

ーーでも、これきっかけでまた出番、ということも…。
「えーと…それはないと思います全然!(笑) でも、また出れる様に頑張りたいと思います!」

ーーありがとうございました(笑)

(写真/文 箕輪諒太)

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