- 2015-12-20
- コラム, 日下大輔 亜麻色のPivoの乙女
「速筋」…というのは、瞬発的な力を出すことを得意とする筋肉です。
陸上競技で言えば短距離走、ハンマー投げ、やり投げ、円盤投げ、といった投てき競技で力を発揮します。
フットサルで言えば、攻守の切り替えの時にいの一番に走り出す時に動いている筋肉。
普段の生活で言えば、駅のホームを歩いてて、自分が乗る電車の発車ベルがなって、急にダッシュする時に動く筋肉。
ちなみにこの筋肉は筋肥大しやすい、大きく発達しやすい。
だから陸上競技の短距離選手とか投てき選手はムキムキの選手多いでしょ?
ただこの筋肉の欠点は
長い時間その力を出し続けられないということ。
普通の生活してる中ではあまり使われない筋肉です。
それに対して、
「遅筋」…というのは長い時間力を出すことを得意とする筋肉です。
またまた陸上競技に例えるなら、マラソン始め、長距離種目で力を発揮する筋肉です。
速筋に比べ疲れにくく持久力があり、長い時間力を発揮することが得意です。
それに鍛えても筋肉自体が大きくなりにくい。
普段の生活ではこの遅筋を使っていることが多いんですよ。
そして同じ筋肉でもこの2つは主になるエネルギーも違うのです。
双子だけど女の子の好みも違えば好きな食べ物も違う…みたいな(笑)
速筋は「糖質」が主なエネルギー源なのですが、いかんせん体内でそこまで量を貯めておけない。
だから瞬間的な力はドンっ!と出せるのですが長く続けることができない。
ウォッカを小さいグラスで一気飲み!!
テンション一気に上昇!!
酔いが回ってダウン・・・みたいなことです(^_-)
遅筋は「脂肪」が主なエネルギーです。
ダイエットなどをするにおいてよく聞くトレーニングで「有酸素運動」というものがあります。
(ウォーキング、ランニング、水泳、エアロビクスなどですね)
これらのトレーニングは遅筋に効果があります。
遅筋を使う→→脂肪が使われる→→ダイエット効果、という流れになるのがお分かり頂けると思います(*^^)v
という話を前回の話しに組み合わせると、
筋肉を大きくするというのは「速筋」をきたえるという言葉に置き換えることができる。
ということ。
「遅筋」を使うと脂肪は燃焼し、体はさらに脂肪を使おうという体になっていきます(脂肪は遅筋のエネルギー源だからね)。
だから前にも書きましたが…
女性の方、少々ランニングしたところで脚の、ふくらはぎ、太ももの筋肉なんて太くなりませんからね。
むしろ遅筋をきたえることで、体の脂肪をしっかり消費してくれる体になるので安心してくださいね。
ランニングしてたら脂肪燃焼…。
これからはジョギング、ランニング中に
「遅筋!・・・チキン!・・・遅筋!・・・チキン!」
と意識しながらトレーニングしてみてください(●^o^●)
筋肉には「速筋」と「遅筋」、2つの種類がある、のお話しでした。
honamata ヽ(* ̄∀ ̄)**Ate logo **( ̄∀ ̄*)ノ
筆者 日下 大輔
2004〜2008年には旭屋、2009年よりリンドバロッサにてフットサルトレーナーを務める。座右の銘は「ギンギラギンにさりげなく」。ちなみにベッカム、ミッツ・マングローブと同い年。
好きな芸能人「水川あさみ」
試合前に聞く音楽「PRIDEのテーマ」