【関東1部】ゾット・清野 潤監督「もう1回泥臭く戦っていきたい」

ーー今日、若手のみのセットがありました。それもかなり長い時間出ていましたが、あの意図は?
「まさに、もう1回1つになって戦う意味で、全員でやろうと。ノスケ(武田)も復帰したばかりだし、ヒデ(小林)なんて平日の練習全然来れていない状況なんですけど。でも来た時は一生懸命やっていて。ヒロキ(雪島)はコンスタントに練習来てやっていて。そこをベンチががんばらせながらやることによって、あいつらも、今度はおっさんたちがんばらせようみたいな。チーム全体で戦う意味を持たせる意味で、3つのセットでやりました。それで結果残すかなとも思ったんですけど、スレスレのところでね。でも自信持ってこれからも使っていきたい。やりたくても出来なかったのは、これまで14人全員が揃うことがなかった。今日は初めて全員揃った様な状態で。これはリーグで優勝、準優勝しなかったら話にならないんですけど、地域CL出た時は人数いないと、3セットで回せるくらいの実力がないと、やっぱりあそこは優勝出来ない。全国大会で他のチームに勝つためにもそこは重要になってくる。結果にはこだわらければいけないんですけど、そこも育てながら、チームとして成熟させていきながら、1〜3月を迎えなきゃいけない。色んな意味を含めた中での3rdセットを使った感じです。あいつらがあれだけ経験出来たのは、1つの収穫かなと思います」

ーー送り出してあれだけ使うのは、かなりの決断がいるのかなとは思いました。上を目指す上でも。
「この試合に関して言えば、全員で戦うという意図が1番ですが、本当にそのとおりで。後半の頭にもう1度出すかどうかというのは、すごく悩むところだったんですけど。そこは今日決めたことで、勇気持ってやろうかなと。もう1歩、というところですね。ノスケとヒデのコンディションが上がってくれば。個の能力は高いセットだし。バレー界では”NEXT4”というのがありますが、それを僕らは冗談で、ポルトガル語で”プロッシモクワトロ”と言ってるんですけど(笑)ゾットの次世代を担う選手たちだと思ってるんで。若い内からしっかり経験させてやっていく。ただ先を見据えただけじゃなくて、あいつら普通にやったら結果を残すと思うので。練習試合でやっても出来るし、紅白戦でやっても引けは取らないし。色んな意味を持ってこれからも使っていきたいと思います」

ーーありがとうございました。
(写真/文 箕輪諒太)

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