見せるキモチ・伝える瞬間

ーーリガーレは優勝までストーリーがあるというか。デルソーレ時代からコツコツ戦い上に上がってきて。苦しい時間も多かったと思いますが、ようやく上を穫れた。岡野さんも戻ってきてそこで穫れたと。
「そうですね。色々とタイミングが重なりましたね（笑）」

ーーこの優勝への想いも強いですよね。
「僕前回、関東2部優勝してデルソーレを辞めて、その後湘南ベルマーレにいったんですけど。でもリガーレのことはずっと気にかけていて。すごく苦しそうにここ2シーズン過ごしていて。実際試合を見に行っても苦しそうで。今年僕が入って何か変えられればなと思っていたので、優勝出来て良かったです」

ーーまだ地域CL、全日本が控えていますし、全日本は関東大会で上手く勝ち上がればFを相手に戦えます。この2つをどう捉えている？
「今年リガーレは関東リーグで、どこどこに初めて勝ったとか、シード権獲得とか、初優勝、初の地域CL出場、初だらけで。全日本出るのもまた初になりますし、また新しい歴史を作れればと思っています」

ーー岡野さんの活躍は関東でも郡を抜いていると見て感じました。改めて、現状から見る上の舞台への興味などは？
「もちろんチャレンジしたいですし、僕の結果は出ましたが、Fリーグには僕よりも上手い選手はたくさんいます。上には上がいるので、そこに負けないぐらい日々努力して、目指すべき舞台だと思っています」

ーー今、優勝の実感というのはありますか？
「結構あっさりといった感がありますね（笑）」

ーーそれも1つ現実の感覚ではありますね（笑）
「積み上げてきたものですし、僕は22ゴール決めて数字で結果が出てますけど、この評価に値するくらいの選手はリガーレにはたくさんいるので。それが優勝した一番の要因じゃないかなと思います」

ーーリガーレというチームに加入して、振り返るとどんなチームでした？
「最初に思ったのは、懐かしいなと（笑）メンバーもそんなに変わっていないですし。懐かしい感覚と、自分自身大きくなって帰ってきたということを見せたかったので。良いシーズンだったと思いますね」

ーーやっぱりチームを助けたいという思いが強かった。
「そうですね。やっぱり西野さん、選手兼監督というのはすごく大変なことだと思うので。その負担を少しでも、僕のゴールなどで軽くしてあげたらなと思っていたので」

ーー改めて、サポーターにかける言葉はありますか？
「今日もこれだけ多くの方が応援しに来てくれて。それが間違いなく選手のモチベーションになっていました。誰一人サボらず走って、リガーレらしいフットサルが出来たので。また今日みたいな熱い応援を送って頂けたらなと思います」

ーーありがとうございました。

（写真/文　箕輪諒太）

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