見せるキモチ・伝える瞬間

関東1部第17節第3試合。優勝の可能性を残している柏トーアと、現在首位のリガーレ東京の対戦。柏トーアはここで敗戦した場合、優勝の可能性は潰えてしまう。ここで負けるわけにはいかない一戦だった。

序盤から、どちらも譲らない展開が続く。柏トーアは積極的に攻撃を続け、エースである馬場 和也を筆頭にチャンスを作り出していた。
しかし15分、リガーレが動く。流れの中からゴールを奪えずにいたが、左のCKを 西野 宏太郎が蹴りだすと、前線やや右側の位置にいた岡野 健がこれに合わせ、勢い良くゴールを射抜いた。

岡野 健の先制点から、リガーレが流れをつかみ、相手にチャンスを与えなかった。

この先制点で勢いが増すリガーレは、17分に松浦 英の強烈なミドルシュートで追加点を奪い2対0に。柏トーアはパワープレーを開始し打開を狙うが、前半はスコアは動かず、このまま後半へ移行となった。

22分、またもリガーレにチャンスが生まれる。前線右サイドを縦に走る麻賀 郁が勢い良く右足を振り切ると、シュートは対角のネットに突き刺さり、3点目を奪った。

3点差をつけられた柏トーアは、またもパワープレーにて応戦。5人で得点を狙いにいくが、決定的な場面を作れず、時間は経過。
39分、リガーレのCKから岡野が4点目を奪い、勝負を決めた。
結果、4対0でリガーレが大勝。柏トーアは、ここで優勝への道が途切れてしまった。

無得点で敗戦した柏トーア。ここで優勝の可能性は消えてしまった。

対して勝利したリガーレは、次節引き分けか勝利を収めると優勝が決まる。チーム創設から、初めて間近に見える優勝の2文字。あとは、自分たちの力で決めるのみだ。

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